蒼天の下、バズーカスタジオに向かう二人の男。
名を吼流魅KURUMI、もう一人は賢と言う。
このアルバムに賭ける意気込みは、蒼天に大地を駆け巡る覇者の風。
昨夜は、ライブではやっていない出来たての新曲の歌詞を最後まで煮詰めて、煮詰めて、ようやく書き上げた。
追い込んで、追い込んで、ようやくピッタリの言葉が出てくるのだ。
こればかりは、どうしようもない。
たったワンフレーズの言葉でも出てこなければ、歌詞は完成しないのだ。
あらかたの歌詞は早い段階で書き上げていても、ほんのワンフレーズの歌詞がいつまで経っても閃かないのだ。
出来た~‼️
ようやく最後まで閃かなかった歌詞が閃めいた。
降りてくる。
よく、そんな言葉で形容されるが、まさにそうだ。
気がつけば午前2時!
そして迎えたギロチンテラー8枚目のアルバムレコーディング。
2日目の本日は、ヴォーカル録りと、リードギター録り。
俺は賢ちゃんに言った。
「ここ最近は、アルバムってさ、遺言みたいに考えている。もうこれ以上はない!ってくらい全力を出して挑むもの。決闘みたいなもんだよな」
賢ちゃんもその意気であった。
喉がブチ切れるまで歌う。
とにかく、全力を出し切る。
悔いのない戦いに挑む。
蒼天よ!天道よ!
我らに力を!
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
吼流魅KURUMI