我、労働で立身す
現場の中が騒がしい。
昨日とはまるで違い、トラックや重機が鉄板上を行き来する。
本日、昨日に引き続き、練馬区某所。
いよいよ、杭打設初日である。
祭りである(笑)
この杭を大地に打ち込む事により、この鉄筋コンクリート造の建物は、息をし始めるのだ。
施主、設計立ち会いで、試験杭が打設される。
俺は、相番により、杭1本1本が寸分の狂いなく打設出来るよう、まさにオーガが土を掘り起こす杭芯打設直前に、杭芯を確認する役割。
墨出し屋ではよくある仕事であるが、もちろん責任重大なわけで、緊張する仕事でもある。
杭屋は杭の搬入を。
土工は現場のそこかしこの雑工事を。
ネコのタイヤはパンクしてるぜ。
ガードマンはゲートを。
監督は、バタ角の上に置いたノートパソコンで、計算を。
そんな中、やって来ました、大名行列!(笑)
所長を先頭に、施主、設計軍団がやって来たぜ。
軍団「お疲れ様です」
俺「ご苦労様です」
役所、施主、設計の立ち会いは何度も経験している。
検査に来るような人は、クセが強い人が多い(笑)
そういう人には、そういう人の対処の仕方がある。
【何か要求される前に、テキパキと検査の進行役をやってしまう】
ペースを握った方がうまくいくのだ!
経験者は語る!笑
「こちらがベンチマークになります」
「レベル据わりました!確認お願いします」
「光波の角度は設計値〇〇-〇〇-〇〇です。5秒読み光波になりますので、〇〇-〇〇-△△になります。距離は設計値〇〇〇〇〇、実測値は〇〇〇〇〇でプラスマイナス0です。確認お願いします。」
こんな感じで、先へ先へ進行していくと、検査官から質問があったりするが、悠然と知りたい事を説明、あるいは実践し、納得してもらうのだ。
N不動産。
強力なデベロッパーであり、俺の知る限り、検査のシビアさは、トップクラスではなかろうか。
大手デベロッパーの歴戦の検査員との、静かなる火花の散らせ合いは、やりがいのある仕事である。
お互いの領分で主張する。
シビアで細かい検査も、その圧力に負けない仕事をする俺たちも、すべては、お客さんのため。
ゆえに、面倒くさい検査員も、大きな括りでは同志であると思える。
みんなの生命、生活を守る建築物は、こんなやり取りの末に出来上がるのだ。
さて、一本目の試験杭の相番は終わった。
午後はもう一本の試験杭の相番である。
お天道様が元気だ。
緊張の時を終え、この太陽を浴びながら飲むアイスコーヒーの美味さよ。
しっかり一服して、午後からの検査相番に備えよう。
現場で労働する同志諸氏、
最前線で汗を流す同志諸氏よ、
きょうもご安全に!
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
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