俺の体内天気予報は雨がやみそう。
そんな遊びに行きたいという思いが強い希望的観測を拠り所に、俺はいつものオアシスにいる。
霧雨が舞う中、焚き火をしようというのではない。
固形燃料とメスティン、組み立て式五徳
この三者で、果たしてどこまで出来るのかを試してみようというのだ。
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶという。
だが、俺はそれは間違いだと思うのだ。
経験こそ、何にも代え難いモノであると思っている。
厳密に言えば、
【歴史に学び、経験を恐れぬ者は人生の覇者となるのだ!】
(ギロチンテラー クルミ談)(^^)
雨の日に、仕事車クリッパーのハッチを開け、ハッチを屋根にして仕事をする。
俺が日常やっている事なのだ。
それを仕事ではなく、休日にアウトドア遊びとしてやろうというのだ。
こんなロマンあるだろうか?
日々の仕事が、遊びに直結するなんて!
自然界では機転の利かぬ者は滅びていく。
自然界の、いや宇宙の真理であろう。
己の野性を鍛え上げる。
遊びながら、笑いながら、楽しみながらそれが出来るのだから、こんな素敵なロマンはなかなかあるまい。
ゆえに霧雨舞う中、ハッチを開けても横から吹き込む雨に多少濡れても、ロマンの炎を消す事は出来ない。
今、メスティンに初めて火を入れた。
トランギアのメスティンが高騰している中、ダイソーのメスティンでのチャレンジ。
濡れたアスファルトに潰したビールのアルミ缶を置き、その上に固形燃料、そして風防兼五徳を置き、上にすでに水に浸けた米の入ったメスティン。
さあ、ご飯が炊けたらメスティンを逆さにして蒸らそう。
その間に、昨夜の残り物、ブリの刺身をしゃぶしゃぶで。
すでに焼いてある鮭は、メスティンの蓋で炙る。
ダイソーのメスティンが小さいので、念のためサッポロ一番みそラーメン。
雨は夜更け過ぎに雪へと変わらなかった日曜日。
俺はまた自然の空気を吸いに、
そしてブリしゃぶを食べに、
このオアシスに来ている。
川面を流れる風には精気、霊気が満ちている。
俺はロマン派
東京ハードコア ロマン派である。
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
吼流魅KURUMI
果たして昼メシにありつけるのか?
俺がこの道具を使いこなせれば、メシは食える。
出来なきゃ食えない。
シンプルな賭けだな。