なんと、予期せぬ雨。
昨夜は天気予報見なかったからな。
まあ、自然は何があってもおかしくはない。
乾いた空気に潤いを。
そんな冷たくも優しい雨だな。
昨夜は、テレビで『桜田門外の変』を見た。
以前もテレビで見たけど、途中からだったので、今回は最初からジックリと。
切ない映画だったな。
幕末明治ってさ、歴史的な出来事が矢継ぎ早に起きた時代。
体制にも、反体制にも言い分があり、そこに私心が存在しない。
純粋な愛国者同士の戦いだったんだよな。
水戸藩を脱藩した浪士が主人公。
明治維新に至る倒幕には水戸藩の果たした役割は大きい。
しかし、薩摩藩、長州藩、土佐藩などの存在に隠れてしまう印象がある。
映画だから、しかも茨城県が全面バックアップという映画となると、水戸藩に肩入れしたくなるのも仕方ない。
それを差し引いて見ても、面白かったな。
水戸藩から見た幕末っていうのは、あまりないように思うからね。
水戸藩にとって痛手だったのは、幕府内での井伊直弼との権力争いに勝っていれば、水戸藩は倒幕には傾かなかっただろうな。
幕府に対する、というより、井伊直弼に対する反感が動機の大きな部分を占めているように感じられる。
だから、桜田門外の変で井伊直弼を殺したところで、水戸浪士の役割は終わってしまった。
歴史の非情とはいえ、実際、桜田門外の変で活躍した浪士は、幕府だけでなく、水戸藩からも追われる立場になった。
ここに、切ない悲劇があるよな、
藩主斉昭が井伊直弼に失脚させられ、井伊直弼を恨んだ水戸藩のサムライが脱藩し、井伊直弼を殺し、京都で朝廷をかついで挙兵し、倒幕する。
そんな夢を抱いた浪士たちが、藩主斉昭の命令により、お尋ね者になるという悲しさ。
こんなところに、武士の厳しさや切なさがある。
水戸藩よりの映画だからというのもあるが、『桜田門外の変』で描かれる薩摩藩の裏切りは、いかがなものか、と思うね。
その時、西郷隆盛は薩摩藩で力を失い島流しになっていた頃かな。
西郷隆盛が薩摩藩で力を持っていれば、京都で挙兵出来、維新はもっと早く成立していたかもしれないな。
だけど、京都は戦場になり、めちゃくちゃになってしまった可能性もある。
後世から見ると、このタイミングで西郷隆盛が失脚していたからこそ、維新のために流す血は最小限で済んだようにも見える。
不思議な巡り合わせだよね、
水戸藩の村々では、桜田門外の変を実行した浪士を
桜田烈士
と呼んでいる、と劇中、村の実力者は言う。
維新に至るまでに、いかに多くの志士、烈士が血を流し、命を捧げた事か。
彼らの血の海を超えて、今の日本があるわけだ。
彼らのような、歴史を回天させる原動力となったサムライの生き様を、日本人の男は学ぶべきだな。
今、作っている新曲【俠】は、王になるべく立ち上がる男の物語を歌詞にしている。
それとともに、歴史に華々しく名を残す事なく散った名もなきサムライの歌も作りたいね。
ただただ国を愛し、君主に忠誠を誓うサムライの歌をね。
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
吼流魅KURUMI
写真は真剣を持つ俺。
そして、娘の学費を払い終えた記念に買ったネクタイ。
中古のハイブランドのネクタイなんだけど、スゲェ派手なネクタイと地味なネクタイ2本購入。
娘の卒業式にしていこう。