静かな時が流れている。
ここは江東区某所の更地の現場。
敷き鉄板を敷くユニック。
万能鋼板と単管で仮囲いを建てていく鳶。
解体業者のトラックが解体工事のフェンスを引き揚げている。
いつもなら活気があるはずだが、何となく静かだ。
俺の怒号も、きょうは遠慮がちである(苦笑)
昨夜、安倍総理が緊急会見。
本日より、緊急事態宣言が発令となった。
何が起きるのか。
不安もあるが、実は少しワクワクしてしまう不謹慎な俺がいる。
何せ、初めての事。
あちこちの現場に行くたびに、話題になるが、ゼネコン社員も、所長であっても見通しが立たないのだ。
本日、通常通り勤務。
先ほど、あるゼネコンから、予定のキャンセルの電話があった。
上から通達があったそうだ。
日本の緊急事態宣言は、海外とは違って政権のフリーハンドが縛られている。
それがいいのか、悪いのかの議論は、このウィルスによる禍が収束してから徹底的にやるべきだろう。
なぜならば、日本を脅かすのはウィルスだけではない。
世界的なウィルス感染の中でどう生き延びていくのか?
もっと言うと、どう面白く生きていくか?
事象は間違いなく危機である。
昨晩、『男塾』収録演者、『続・男塾』収録演者、男塾ゆかりの演者に、ある打診をした。
Facebookにも書いたが、『男塾』でやろうとした二つの縛り。
■お題を決めて、曲を作り弾き語る。
■アーティスト縛りでカバー曲を弾き語る。
これをネット上でやろうじゃないか!と。
世の中が静かになってゆく中で、音楽を止めてはいけない!
創作活動を止めてはいけない!
歌う事を止めてはいけないのだ!
ライブハウスで出来ないなら、ネットがある。
そんな事を『男塾』の強力な演者たちで楽しもうと思っている。
第一回目のお題は【桜】
厳密に言えば、以前『男塾』で【灰皿】というお題で庭田人生が数時間後に、ダーハマが一週間後に曲を作り発表している。
だから二回目のお題という事だな。
緊急事態であるからして、公共、世の中というものを最優先しながら、ライフワークである音楽は止めない。
そんな生き方が出来る事を実践し、証明しようじゃないか!