人生は賭け金無限なギャンブルである
多摩某所。
3年ぶりに、ある建設会社所長から依頼を受けた仕事である。
最近、この建設会社から依頼が来ないな、と思っていたが、しばらくは新築が少なかったという。
敷地は広い。
計画する建物も、所長に聞けば、体育館1棟、校舎など2棟。
3年計画の大きな仕事である。
所長は見積もりに1年近くかけたというから、気合いを入れて取りにいったのだろう。
ひとしきり、お互いの会社の近況を報告しあった後、現状の新型コロナウィルスによる見通しを聞いた。
この現場は3年計画という工期だが、その長さゆえ、はたして取りにいっていいものか?
建設会社内で議論になったという。
曰く、人件費も資材費も上がる一方な時、3年という長期の案件を取りにいって、大丈夫なのだろうか?
という心配があったという。
だが、この新型コロナウィルスによる先行きがまったく見通なくなった今。
オリンピックにも頼れないとなれば、3年間仕事があるという事は、正解であると言える。
1年間を見積もりに費やし、積極的に攻めて取りにいった行動が、身を助けるのだ。
我が商売には、何の保障もないし、未来を見通せるわけでもない。
しかし、それでも我が持てる能力全てを使い、未来を見て、進むべき道を作っていかねばならないのだ。
人件費、資材費が高騰しようが、見積もりを通し、契約したならばそれでやり切らねばならない。
元請けはもちろん、それから仕事をいただく我々一次下請け業者も桁は違えど、その恐ろしさ、スリルというのは、そのへんのギャンブルなんぞ比べものにならない。
そう、商売は自分の人生を賭けたギャンブルなのだ。
賭け金無限大∞
ゾクゾクするぜ!
ワクワクするぜ!
本日、新型コロナウィルスによる休業要請の業種を発表するという。
俺は、多摩某所の現場にて仕事をしながら、その裁きを待つ。
昨日の現場では、お世話になっている方がこんな見通しを話してくれた。
曰く、国が建設業を完全に止める事は出来ないだろう。
日給制がほとんどの建設業を止めたら、補償だけで大変な額になる。
国土交通省が止めさせないだろう、と。
ただ、東京都は都知事の小池さんが何を言い出すか分からない。
国では良くても、東京都では休止になる可能性はある、と。
ギャンブルの上のギャンブルなのだ。
まあ、生きるという事さえ、ギャンブル!
どうせギャンブルに我が命を賭けるならば、勝たねばならないし、勝つために必死になるのは当然のこと。
そしてきょうも、俺は、この先行きか見えぬ時代に、我が足て現場の更地に力強く立脚するのだ。
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
パンク・ハードコアランキング
にほんブログ村