大衆歌謡に思う
「あんた、ちゃんと仕事してるの?」
お袋にいまだに言われる俺は、53歳である。
仕事と勉強を入れ替えると(仕事⇄勉強)、まだケツが青い頃から言われているわけだから、もはやお袋の小言と、それを言われる俺の関係というのは、筋金入りという事だろうな(笑)
「あんた、クスリなんてやってないよね?」
「あんた、〇〇ちゃん(カミさん)にちゃんとお金渡してるの?」
ほんの数年前までは、
「あんた、まだバンドやってるの?」
と言われていたくらいだから(苦笑)
いくつになっても、親から見たら、子どもは子どもなんだろうな。
特にお袋から見たら男子は、いくつになっても何かやらかしかねない危うさを感じるのだろう。
男の荒ぶる魂を感じてしまうんだろうな。
そんな親の心配をよそに、生きたいように存分に人生を面白く生きてる俺は、実は親孝行とはそういうものだ、と思っているのだ。
まだ思春期の前、小学生の頃、テレビで、街で流れていた歌の、なんと神々しい事よ。
それを昔は、ただのノスタルジー郷愁だと思っていたのだが、最近それだけではない事がわかってきた。
あの頃のいわゆる歌謡曲と言われるモノが、ロックとしても、ポップスとしても素晴らしい出来である事を。
昭和歌謡を弾き語りでカバーしているが、先日筒美京平さんが亡くなり、このところ筒美京平とは何者だったのか?を改めて弾き語りしながら、知ろうとしている。
麻丘めぐみの『わたしの彼は左きき』
この凄さ、わかるかな?
先日映像で言った事なんだけどね、この歌を聞いて、ガキの俺は左ききになれば、こんな綺麗なお姉さんにモテるのかな?なんて本気で思っていた(笑)
左ききってさ、それまでは負い目だったわけじゃない。
それが、この歌によって、左ききもいいじゃん!
という世間の空気を作ったんだよね。
俺はその渦中にいて、左ききってモテるならいいな、なんて思ってたんだから(笑)
それはさ、どんな政治よりも、どんな学術的な啓蒙よりも、はるかに痛快ではるかに無邪気ではるかに深い!
そんな、音楽を俺もやっているんだ!
と改めて思ったんだよね。
俺は、俺たちは、政治よりも、はるかにスゲェ事をライフワークにしてるんだぜ‼️ってね。
生活に寄り添う音楽を!
人生の相棒と成り得る音楽を!
ますます俺はギロチンテラー、黒嵐、そして弾き語りに熱中していくのだった!
お袋の小言が聞こえてきそうだ。
「あんた、まだお金にならない事やってるの?」
「あんた、まだバンドやってるの?」
俺はそれを笑いながら聞き流し、長生きしてくれと願うばかりである。
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
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