俺たちの明日
ヘッドランプを点けながら、歩道に光波を据える。
歩行者はいない。
立川市某所にて、早出親墨出し。
この寒さからコンクリートは柔らかいかと思ったが、思ったより固まっていて良かった。
場合によってはスリッパを履く用意はしていたが、俺のブーツのビブラムソールの跡もつかない。
今日はこの後、レベル墨出し、そして上階のインサート墨出しとなかなか盛りだくさんである。
現場で労働する同志諸氏よ、きょうも一日ご安全に!
さて、先日のバズーカスタジオでのレコーディング。
レコーディングを終え、部屋を出ると、BOYCOTT SENTENCEの面々がスタジオ終わりでロビーで一服していてね。
2年前の『吼えろ』の時も、
4年前の『日本刀』の時もバズーカで会ったような気がする。
BOYCOTT SENTENCEの前田くんとはFacebookで繋がっている。
そして、ベースの辻君とは長い付き合いなんだよね!
お互い20代半ばだったから、もう30年近い付き合い。
俺はギロチンテラーのヴォーカル、
辻君はシベリアンハスキーのベース。
その頃ってさ、いきなり初対面で仲良くするなんて事はなくて、何回か対バンしてようやく打ち上げでしゃべるみたいな感じだったな。
ギガントのVo岡崎君と辻君が同郷で仲良くて、岡崎君と仲良くなってから辻君とも仲良くなったんだよね。
あの頃、高円寺20000V,屋根裏Ⅱ(キア)、新宿ANTIKNOCKで俺ギロチンテラーもギガントやシベリアンハスキーも企画をやっていた頃だな。
赤ちょうちんなんか懐かし過ぎるぜ!
ツンデレじゃないけどさ、若い頃はなぜか尖ったカッコつけ方をするもの。
俺たちもそうだった!(笑)
だから、お互いに打ち解けた時、
「こんなに仲良くなるなんて、思わなかったよね?」
なんて笑いあってね。
辻君が先日、昔の写真を送ってきてくれてね。
まだ、黒い数珠をネックレス代わりに巻いて、手にはグローブはめている頃の。
25歳くらいだね。
あれから対バンする事は減って、たまにバズーカで会うだけになったけど、俺の気持ちは昔のまま。
10年ぶり、20年ぶり、いや30年ふりでも、会えば時は若い頃に戻り笑顔で近況を報告し合う。
辻君は墨出し屋でもあるから、なおさらだよね。
それじゃ、また!
男の関係ってさ、
中村雅俊の『ただお前がいい』
の歌詞によく現れている。
♬また会う約束などすることもなく
それじゃあ、またな、と別れる時の、おまえがいい
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
男臭くて好きな歌。
古い友達の歌だと、
エレファントカシマシの
『俺たちの明日』
も実は好きでね。
なんかガキの頃の、そして若い頃の友達っていうのは、その頃じゃなければ持ち得ない感性のもとに巡り合った特別なモノなんだよな。
だから、10年ぶりだろうと、20年ぶりだろうと、30年ぶりだろうと、あの頃と変わらぬ関係が瞬時に甦る。
♬でっかく生きようぜ!
オマエは今日もどこかで
不器用にこの
きっと戦ってることだろう
作詞:宮沢浩次
作曲:宮沢浩次
そんな男臭い関係の友は、人生になくてはならぬモノなのです(中村雅俊主演『俺たちの旅』エンディング風)
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼
甦れ、武士道‼
〓Japanese Hardcore & Soul〓
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