ハッキリした正解のないまま、時は猛スピードで過ぎてゆく。
時を止められたなら、せーの、で地球上の時間を止め、コロナが消え去るのを待つ事も出来る。
が、しかし、そんな事は天を制する者でも出来ぬ事。
それ自体を嘆いたところでどうにもならん。
自然が、泣き叫ぶ人間たちを見て
人間がこれだけ苦しんでいるなら、そろそろお仕置きはやめておこう、と思い、コロナが自然消滅してくれるなら話は別だが、そんな人間に都合のいい事もあり得ぬ話。
走りながら考えなければいけないのだ。
とにかく歩みだけは止められないが如く、時は非情にも過ぎてゆく。
こんな時、命が第一義なのは間違いない!
そして命と同等なのが、生活。
これも、生活出来なければどうにもならんのだ。
俺ならば、家庭はもちろん、社員の家族を考えれば会社経営も第一義となる。
だが、俺はここにバンドも加えてしまうのだ。
欲張り?
非人道的?
どう思われてもかまわない。
俺の人生だから。
人としての第一義を踏み外す事なく、大切なライフワークは何があろうとも活動は止める事はない。
新聞やテレビは、あれほどGO TO キャンペーンを中止するような雰囲気を作り、社会に同調圧力を加えてきたはずだ。
だが、見てみな。
昨夜6時過ぎの菅総理の会見以降は、今度は飲食店や観光業者の涙を伝える。
事実は事実。
だけど、高齢者は家に、活動したい若い奴らは観光地に、それのどこが悪いのだろう?
今、サービス業を支えているのは、金のないて言われる若者たちじゃねぇのか。
彼らは遊びを吟味しながら、より安全でなおかつ自分たちも楽しめるものを探し出す天才だぜ。
若い奴、そして元気な奴が、無自覚にウィルスを運んでいる、と、まるで元気な奴が密輸でもしているが如く感染症の先生たちはのたまう。
そりゃあんたはいいさ。
感染症の専門家にはたしかな事を言ってもらわなければ困る。
しかし、それさえも俺は選択肢の一つにしか思えない。
冬に爆発的に感染者が増える。
これは夏から言われていた事。
そして、市井の俺たちも季節的な病が増える事を経験則で知っている事。
医療がひっ迫している。
それも承知している。
ボーナスがもらえないから、辞めてしまうかも。
そんなニュースがひっきりなしに流れる。
医療従事者の皆さん、感謝してます。
不思議だけどさ、その画面から流れる医療の危機も、看護師さんたちの必死の頑張りも感謝しかない。
が、それ以上の感情が同情として起きてこない雰囲気を感じている。
皆が想像力に欠けるのか?
いや、そうじゃねぇ。
はなっから俺たちは厳しい社会を生き抜いてきているから。
有給休暇も、ボーナスもなき建設業の下請けで働き続けているから。
土砂降りの雨の中も、泥の中も、
指がちぎれそうなほど冷たい風が吹く中、それが当たり前のように働く。
それで生き抜いてきた自負がある。
文句もなく、その中にある幸せを大切に生きてきた。
医療従事者の方々には感謝しかない。
しかし、歯を食いしばり頑張っているのは、医療従事者だけではない事は知らなきゃいけない。
汗を流す者を尊ぶ事を忘れた社会が、いよいよ中間層の上部にまで影響が及んできた証だな。
元より、人知れず汗を流し、血を流す者がいた事を忘れちゃいけない。
人の嫌がる仕事に誇りを持ってきた幾万人の血と涙と汗を忘れちゃいけない。
それらの者はそれでも、声高に叫んではこなかった。
これが俺の人生なんだ、と誇り、半ばあきらめ。
演歌のような世界を生きてきたのだ。
このコロナ禍でどれほどの夢や希望を持てるのか?
コロナ禍でもロマンを捨てずに生きよ!
俺は自分がそう生きているためだろう、そんな思いを強く持つのだ。
追伸
八王子駅前のある一画。
店がずらっと閉まり、真っ暗なのだ。
再開発というわけでもなさそう。
日本人の店が潰れたら、中国資本らしき本格的な中華料理の店に。
その中華料理屋さえ店じまいしてしまうほど、飲食業は厳しいのだろう。
夢破れし者の歌を歌わずにはいられない。
誰にも感謝されず、誰にも祝福されずに、
されど、前だけを見て生きる健気な者たちの歌を歌わずにはいられない。
そして、そんな時代の裂け目から出て来る、ロマンに満ちた者の歌もまた歌わずにはいられないのだ。
何を泣く事があろうか。
今日もお天道様は、俺たちを照らしてくれている。
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
吼流魅KURUMI