朝起きて、あぁ、あ、あ、と声を出してみる。
よし!いいしゃがれ具合だ!
この枯れた声が、昨夜の練習の実証なのだ。
歌って歌って歌いまくる夜!
水曜日、バンド練習の日。
昨夜のギターは賢ちゃん。
新曲
『花ハ桜木 男ハ度胸』
『旭日ニ糺ス』
『月下ノ桜花』
を中心に、通し練習。
ギロチンテラー、いい感じに仕上がっている。
レコーディングも一段落し、あとはライブに向けて全力を注ぐ。
各パートが職人的になってきた!
速くて激しい曲からバラードまで。
その広い音楽性を表現するに相応しい腕前なのだ。
俺も負けじと歌に魂を込めるのだ。
この一体感、バンド感をより高めていきたい。
ローリングストーンズ
レーナードスキナードのように。
ライブハウスで拳を振り上げる曲から、
ディナーショーでやってもおかしくないバラード。
ハードコアバンドである自負はあるが、やりたい音楽は貪欲に取り込んでいく。
それがギロチンテラーなのだ。
現状維持でいい者は、いつまでもそこにいればいい。
俺たちは違う。
新しい景色をメンバーと見に行くために、ハードコアバンドの誰もやらない、やれない事をやっていく。
【水泳授業は不要不急か】
今朝の朝日新聞朝刊のオピニオン欄の見出しである。
あるスポーツライターが、水泳授業に時間をかけなくてもいいのでは、と語り、
あるNPO法人理事長が、水泳は全学校ではなく地域に一つプールを確保して融通しあい、民間に指導を委託。
その分の浮いた資金や労力をオンライン授業の環境づくりに振り向けるべきだと宣う。
この2人の意見に俺は違和感しか感じない。
NPO法人理事長の女性は、内閣府子供の貧困対策に関する有識者会議構成員だという。
一方、水泳軽視の風潮に強い危機を感じているという、和光大准教授制野俊弘さんの意見に俺は大賛成である!
体育の軽視、教育の合理化の弊害が、将来の日本にどんな影響を与えるのか。
末恐ろしいな。
健康あっての人生だ。
勉強は大切だが、オンライン授業で2度とない青春を過ごすなんて、俺だったら耐えられない。
そしてね、これは力説したいが、学校って勉強だけじゃないよね?
友達とある時は喜び合い、時にケンカしたり、恋愛があったり、先輩後輩の関係があったり。
もっと言うとさ、授業なんてどうでもいいんだよ。
授業を受けるより大切なものを学ぶ場が教育というんじゃないのかな。
体育祭とか、水泳大会とかあったじゃん。
ああいう行事だってさ、凄く大切な教育の場なんだよね。
前も書いたけどさ、
中2か中3の時、水泳大会があってさ。
メドレーリレーの背泳ぎなんていう、凄ぇ大変な役にふざけて推薦されてさ、あれよあれよという間に決まってしまった(苦笑)
全校生徒が見る中でメドレーリレーは花形!
その第一泳者が背泳ぎなのだ。
もう頭は背泳ぎでいっぱいになってね(笑)
何しろ、誰も泳げない種目。
教えてくれる人などいない。
俺は友達と通った隣の市の市民プール(かなりデカい)で、遊びながら、時折思い出したように背泳ぎを泳いでみたりした。
地方の街の雑然とした50メートルプール。
横から飛び込んでくる小学生。
潜水している高校生、
ボール遊びをしている集団、などなど。
競泳プールはカオスそのもの(笑)
そんな中、背泳ぎを泳げば、手の甲が他人の顔や頭、肩などにバチンバチンと当たる。
そんな中の練習が、練習になるわけないよね(笑)
そして本番の日。
緊張で熱が出そうだったが、あいにく体調はイイ。
心中は死刑宣告されたような感じだったけどね。
大好きなあの娘が、この娘が見ている。
全校生徒が見ている中、失敗は許されないのだ。
パァーン
スタートをしてからは、無我夢中で手をかき、足をバタバタさせた。
熱い声援が聞こえる!
プールの壁に手を当てて、俺のメドレーリレー背泳ぎは終わった。
周りを見てビックリ。
ぶっちぎりの一等賞だったのだ!
クラスの固まる場所へ戻ると、みんながスゲェ、スゲェぞクルミ!と、それはもうヒーローになった気分だったな。
あの水泳大会の超プレッシャーをはね除け、泳いだ事なき水泳種目で1位になるという経験。
この経験が中学の授業の中では、最も大きく人生を支えてくれている気がするのだ。
水泳軽視。
たしかに水が怖い児童がいるのはわかる。
だが、スイミングスクールに行ける家庭はいいが、ほとんどの家庭はそんな余裕はないじゃないか?
ならば学校で、授業として教えてあげる事は必要だ!
日本は海洋国家であり、異常気象による水難事故も多い。
全員泳げるようにするのは、命を守るためには必須科目であると思っているし、それが教育だと思うのだ。
日本よ、ヤワになっているないか?
日本国強靱化計画!
個人個人で進めようぜ。
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
吼流魅KURUMI