11月26日(火)【俺の独り言】
『一人の武人』
先人たちの知恵と勇気
歴史を知れば知るほど、そんな先人たちの頑張りに感謝の念を強くする。
昨夜見た番組で
フェートン号事件
長崎湾に居座ったイギリスの戦艦が、長崎に駐留していたオランダ商館員二人を人質に取り、食料と水の補給を要求したという事件。
江戸に連絡するにしても早くて片道2週間。
自らの決断にすべてを託された長崎奉行松平康英の苦悩がヒシヒシと伝わる。
選択1は、食料と水を差し出し、人質解放。
選択2は、イギリス船の焼き討ち、徹底抗戦。
松平康英は、イギリス船の無礼な要求に激昂したが、1を選択。
最低限の食料と水を差し出し、人質は解放された。
怒りにまかせて、イギリス船を焼き討ちしたとなると、開戦の口実を作る事になり、日本は不平等な開国条件を飲まされたかもしれない。
しかし、しかしである。
やはりそこは大和魂ある日本人。
自らの選択が日本を貶めたとして切腹して責任を取るんだよね。
この凄さ、わかるかな?
罪を逃がれようと思えば、佐賀藩などに責任転嫁出来たが、一人で被る男気。
ここに俺は男を見る。
歴史を見ると、この選択が、後のペリー来航での対応に活かされたというんだね。
一人の武人、一人の役人が国を思い苦悩する様は、現代人にも感動を与える話だ。
切ないのは、この松平康英は公家出身。
フェートン号事件での弱腰外交が、
やはり公家だから、
と言われるのがいやで、武士よりも武士らしい行動に出たのでは、という考察を聞くに、泣けてくる。
武士よりも、武士らしく。
新選組の土方歳三も、近藤勇もそうだった。
松平康英と違い、農民という階級からの成り上がりという面では違うけどね。
どんな時代にも男らしい男、武人らしい武人がいたから、日本は今存在している。
しかし、今、その根幹が揺らいでいないか?
歴史に学ぶ。
学校では、日本人がどうやって危機を乗り越えてきたか?
そこを徹底的に学んで欲しいと思うのだ。
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼
甦れ、武士道‼
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
吼流魅KURUMI
同じく、孤軍奮闘した日本人として、昨夜見た吉田茂の特集も興味深かった。
吉田茂については、憲法も含め、また後日。
白洲次郎についても語ってみたいね。
写真は先ほどの俺。
実は昨夜故郷に帰省し、朝めしを食べてすでに家を出た。
夕方からは事務仕事というスケジュール。
寒風吹きすさぶ故郷の晩秋。
このキリッとした寒さが好きだ。
枯れた枝の柿
色づいた山々。
朝、親父が家庭菜園から大量の無農薬野菜を取ってきてくれた。
今、荷室は野菜だらけである。
家族の情、故郷の自然に感謝‼️