ここは東京杉並区。
遣り方4日目の現場、一服時間である。
杉並は晴天なり
花粉も飛びまくっているはずだが、アレルギー用の目薬と鼻に塗るジェルで防御。
コロナ禍を忘れるような、外で陽射しを浴びての仕事は最高だ!
植木屋が現場敷地内の植栽の移設でワサワサと動く。
まあ、お互い様だが、地縄張り用の木杭を打ち込んだそばから、その木杭に道具をぶつけられ、まず軽くキレる(笑)
お互い、仕事のエリア、責任の所在の境目がある。
おのずと現場においては、現場サイドがボンクラでも業者同士が阿吽の呼吸で、何事もなく仕事を進める。
まあ、それがあるべき姿であり、プロフェッショナル同士の間合いなのだ。
しかし、中には自分たちの仕事しか見ていないボンクラがいる。
最初は柔らかく丁寧に接するが、何度言ってもわからぬならば、それは怒りの火に油を注ぐ事になる。
所長を呼び、俺は注意した。
「〇〇さんさぁ、木杭が動いて遣り方検査で誤差が出たらどうすんの?恥かくのは、所長、あんたなんだよ」
所長は下を向いたまま、小さく頷く。
墨出し屋っていうのは、現場すべてを敵にまわしても、揺るぎない精度を追求する職種である。
ゆえに、現場でぶつかる事、数知れず(苦笑)
「あんたがぶつけた木杭の数ミリの誤差で、すべてやり直しになるんだよ!あんた責任取れるんだよな?あぁ?責任取ってくれるんだよな?」
だいたいこう言うと、ほぼ100%墨出し屋が優先して仕事を進める事になる。
墨出し屋は現場の施工精度の番人である。
ゆえに、鬼のような形相で仕事をしているわけだ(苦笑)
たまにそれでも譲らねぇ奴がいたら、相手が所長だろうがなんだろうが、現場を放棄し、帰る!(笑)
「撤収‼️」
現場の隅々まで聞こえるような声で撤収を叫び、帰ってしまうのだ。
そんなハンパな現場で仕事を続ければ、いつか労働災害に繋がる。
経営者としてリスクヘッジするのは当然なのだ。
社長自ら、現場と喧嘩をするなんて。
そういう人もいるだろう。
だけどね、いつかこういう現場はやらかすんだよ。
何かしらやらかす!
先方としては、職長がそうなら、会社に電話し、社長なりに担当営業マンなどに、職長のチェンジを依頼するだろう。
だが、俺は社長。
社長が喧嘩したら後がない!
だけどね、ダメなもんはダメなんだよ。
石頭と言われようが、なぁなぁの規律なき現場からは撤収するくらいでいい。
たとえ仕事が減ったとしてもね。
墨出し会社創業17年目。
揺るぎなき是非のジャッジをしてきたから、今も存続しているのだ。
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
吼流魅KURUMI