冷え込む朝。
まだ薄暗い時に現場に到着し、敷地内に仕事車を停め、仮眠。
当然ながら、アイドリングはしない。
お天道様が昇ると、陽が当たってちょうどいい。
杉並区某所にて、遣り方。
所長は新人の頃から知っている所長である。
恰幅がよくなり、すでに建築現場の所長らしい雰囲気を漂わせる。
朝一、所長、このゼネコンの営業担当者、設計事務所、そして施主が揃い打ち合わせをしていた。
施主がやけに高圧的な態度で所長や営業担当者を叱る。
見ていて腹立たしかったが、それはゼネコン対施主の問題。
我ら墨出し屋は、心の中で所長にエールを贈るとともに、いい仕事をして、この若い所長をバックアップしていこうと誓うのである。
硬直した状態が続いている中、俺はこの揉め事を早く解消すべく全力で出来る限りの事はしてみた。
結果、活路が拓け、ようやく境界から設計通りの離隔をとって通り芯を設定。
ようやくこれから地縄張り(建物の位置出し)を始めたところだ。
現在、12時。
10時の一服はなしで昼メシ。
まあ、ここからは、俺の仕事の真骨頂。
問題なく仕事ははかどる事だろう。
俠気。
男気。
建設現場には、この令和の時代にも強く男らしい息吹が脈々と生きているのだ。
施工業者であるこのゼネコン、
そしてこのゼネコンに大変お世話になっている我社。
今後、あらゆる場面で施工業者は難癖をつけられそうだが、そんな時こそ、仲間意識、男気、プロフェッショナルの意地がものを言う。
建設魂という言葉があるのかないのかわからぬが、あるとすれば、俺には、そして我社にはそれが宿っている。
最後に笑うのは俺たちだ!
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
吼流魅KURUMI