見上げれば屈託なき蒼天。
真冬の蒼天に救われているな。
この蒼天に、頑強なる心身、明確な目標、溢れんばかりの夢、バンドと仕事と家族。
これを幸せと感じなくなったら、
お天道様の下だろうと、
雨が降っていようと、
雪を踏み締めていようと、
自然の中に身を置いた方がいい。
自然が教えてくれる、心の置き場を。
自然が磨いてくれる、身の施し方を。
俺はそうして生きてきた。
経験として実証済みである。
とはいえ、東京の寒さも徐々に冬らしくなっている。
数日前から、夜、アコギを弾く前に指を温める作業が加わる。
リビングの暖房は、こたつ。
エアコンはあるが、喉に良くなさそうなので、ほとんど使っていない(苦笑)
ゆえに室内は寒いのだが、常に空気が循環するようにリビングの扉も開けている。
そりゃ、家の中にいても指がかじかむよね(苦笑)
だけど、風邪はひかない頑強なる身体になっているように感じている。
北島三郎の大好きな歌
『風雪ながれ旅』
♬泣きの十六 短い指に
息を吹きかけ 越えてきた
三味が折れたら 両手を叩け
バチが無ければ 櫛でひけ
津軽三味線の巨匠、高橋竹山を歌った歌。
文明華やかな東京の、まだ柔らかき寒さの中にあっても、こんな時、俺は極寒の津軽海峡を渡るハングリーな男を重ねるのだ。
憑依という言葉がある。
霊的なものに使われる言葉だが、霊ではなく、歌が憑依する時がある。
オリジナル曲にしても、カバー曲にしても。
『流れ星』を歌う時は、特攻隊員が、
『竹林ノ虎 蒼天ノ龍』では、洋上の祖父が、
『一刀両断』では、サムライが、
俺に憑依するのだ。
一昨日の『男塾』
素晴らしい歌うたいは、見た目や技術など関係なく、ほとばしる感情を時に抑え、時に爆発させ、憑依したような状態で歌を歌う。
その真剣さが心の硬い扉を開けるのだ。
政治や強制力では決して空かぬ扉が、歌にはいとも簡単に心を開けるのだ。
歌には凄まじいパワーがある!
そんな歌をギロチンテラーでも、ソロでも、歌える演者に成りたいものだ。
それが自然に出来るようになったら、ようやく悟ったという事になるのだろう。
道は険しく、荒れている。
が、どこまでも、その歌心を追及していきたい。
ハードコア&演歌
ハードコア&ソウル
とは、そういう事なのだ。
本日、休みを取って、八王子のスタジオオールウェイズにてプリプロレコーディング。
ギロチンテラーが今年リリース予定の8枚目のアルバム(タイトルは未定)の骨格となる曲
『俠気ノ風』
そして、俺のソロプロジェクト黒嵐の2枚目のアルバム
『Japanese Soul Series』Vol.2
~筒美京平に捧ぐ~
収録の8曲。
このプリプロレコーディングは、キーを決めるためのもの。
歌い、絶叫し、電気的な回路を通ったモノがどう聞こえるのかを熟慮し、キーを決定するのが第一の使命。
そしてキーを決めたら、このヴォーカル、バッキングギター、ドラムのプリプロレコーディングしたものを元に、それぞれのパートがそれぞれのアレンジを練り上げるのが第二の使命。
昨夜は、ルーズリーフに歌詞を書いた。
俺は歌詞を載ったコード譜を、パソコンで打ち込んだり、電気的なツールを活用したりしない。
すべて手書き!
写経じゃねぇけどさ、手書きで歌詞のすべてを書いていると、自然に歌詞が血となり肉となる。
魂も目覚めるんだよね。
さあ、本日プリプロレコーディングだ!
今、歌いたくてしょうがねぇ。
ライオンや虎が、獲物を見つけ、ガルルルル、と喉を鳴らすように、
猛牛が、蹄で土をかくように、
今すぐにでも歌いたいのだ。
プリプロレコーディング、
やってきます!
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
吼流魅KURUMI