カーテン越しの明るさで目が覚める。
日曜日の朝、いやもう昼に近い。
昨夜は興奮して、プリプロを何度も聞いた。
ただでさえ、歌を録り、魂も燃え、身体も燃えている状態。
そこに録ったばかりのラフミックスを聞いしまったから、そうなるよね(苦笑)
昨日は、ギロチンテラー8枚目のアルバムの核となる曲『俠気ノ風』と、
俺のソロプロジェクト黒嵐2枚目のアルバム
『Japanese Soul Series』Vol.2収録8曲
全9曲のプリプロレコーディング。
スタジオは、八王子スタジオオールウェイズ。
エンジニアはいつもの盛田さん。
ギターは賢ちゃん
ドラムはラッシャー君、
ヴォーカルは俺クルミ
という3人で、まずはプリプロを、というレコーディング。
午後1時からスタート。
クリック地獄を乗り越え、ギターとドラムでオケを録り終えたのは、8時半頃だったかな。
俺はミキシングルームで厳しい顔をして、あれこれ要請。
曲によっては、キーが半音違うモノも録音。
歌ってみて感触を比較、
なお、ヘッドホンを通し、ギターとドラムに重ねた時の雰囲気、
これを、半音違いでどちらかを選ぶというのが、今回の大きな目的なのだ。
半音違うだけで?
そう思う人もいるだろうが、俺は自分で作った歌に妥協したくないのだ!
そして半音違っても同じように寸分の違いなく発声出来るような、器用なヴォーカルではない。
どうせなら、自分が気持ちよく歌えた方がいい。
このキーの選択。
『流れ星』の時に、メンバー皆が荒れ地を這うような思いをして、ようやく今に至る。
コードの選択、そしてキーの選択がいかに大きいのかを、苦しみの中から得た。
だから、今はスムーズに事が運ぶようになった。
たかが半音、されど半音なのだ。
アコースティックギターを弾くようになって、そんな事をようやく知ったんだよね。
ラッシャー君が先日のスタジオで言っていた。
なぜ、俺がキーに関して、しかも半音の差にシビアになるのかを、最初はわからなかったけど、今ならわかる、と。
永ちゃんのドキュメンタリーでロサンゼルスのスタジオでレコーディングしたものを、東京に戻って半音下げた、という場面があったけどさ。
ラッシャー君もあれを見ていてね、キーの選択、しかも半音の違いにシビアになるのは、メロディがあれば当然なんだ、と再確認したという。
『俠気ノ風』
これも先日録った時のキーから下げたものを昨日レコーディングしたんだよね。
レコーディングだとさ、歌っているうちに喉がいい感じになってくる。
そして頑張って高いキーでも歌えちゃうんだよ。
だけど、それを持ち帰って、仕事の行き来に、リビングの晩酌に、聞いていると、なんかイメージと違う時がある。
そこで、リハーサルスタジオで改めてメンバーの音をバックにキーを確認し、レコーディングでは、そのキーと、半音下げ、あるいは、半音上げまで念のため録るんだよね。
歌に思い入れが強くなればなるほど、キーの選択に慎重になるんだよな。
昨夜はメンバーが帰ってから、ようやく俺の歌録り。
後日でも問題なかったし、実際神経はすり減るよね、ミキシングルームで集中してプロデュースしていればね。
疲れていたけど、まあ軽く練習代わりに歌ってみようと思い、マイクをセッティングしてもらった。
そしたらさ、ハンパなやつではイヤだという負けん気がムクムクと湧いてきてね。
一丁やってやろうじゃねぇか!
と、気合い入れたら、これがまたスムーズにレコーディングが進んでね。
3時間で9曲歌を録り終えちゃった。
仕事で言えば、残業して広大なフロアにシビアな親墨出すようなもの。
燃えたね!
燃え上がったよ。
ソウルってさ、この事だよな!と実感したぜ(^^)
さて、ラフミックスを2、3日後に取りに行き、このプリプロを叩き台に、
バッキングギター、
リードギター、
ベース、
コーラス、
曲によっては鍵盤やストリングスもアレンジする予定。
さあ、またまた頭を悩ます日々が始まる。
これでいいのだ。
バンドバカ一代
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
吼流魅KURUMI