一強去りて多弱を憂う
安倍晋三内閣総理大臣、突然の辞任。
俺の率直な思いは、様々な批判の矢に射られながらも、最後まで這いつくばって任期をまっとうして欲しかったな、ということ。
長期政権ゆえ、官僚組織に忖度が横行。
官邸にその気がなくても、一強ならば、支配される側、使われる側に狡い奴らが出てくるものだ。
その狡い奴らが、良心的な官僚組織、日本のシステムを破壊した、と批判する向きもあるが、果たしてそうだろうか?
もしそうならば、政治手腕は高得点を与える事になろう。
戦後75年かけて作り上げてきた戦後復興の日本を、たった7年8ヶ月で破壊したならば、それは東条英機並みに教科書に極悪人として記述される歴史的な人物となろう。
だが、果たしてそうなのか?
俺が思うに、政権というのは、日本社会そのものを分かりやすく写す鏡。
忖度を重ねる官僚は、後ろから気に入らない人に石を投げるような品性下劣な民と同じである。
這いつくばってでも、任期をまっとうすべきだったな。
這いつくばってロシアと北方領土交渉をする。
這いつくばって北朝鮮から拉致被害者の方々を奪還する。
その気概を、本気を魅せて欲しかったのだ。
安倍一強が去り、喜ぶ一部の者たちがいる。
何がめでたいのか?
ニュースで見た各党党首の困惑ぶり、2歩も3歩も下がったような印象。
それを見て、
ああ、政治の世界ではやはり安倍晋三という人は、強敵であり続けたんだな、と感じた。
枝野立憲民主党党首も、
志位共産党党首も、
喜びの微塵も顔には表れていない。
なぜか?
当人たちが言っている言葉にそれがある。
曰く
一強が倒れて、これから激動の時代が始まる!と。
一強は叩きやすく、敵も多いので、現実的ではない理想論をぶち上げればぶち上げるほど、一部のボンクラには固い支持をもらえたのだ。
だが、一強が去り、揚げ足取りや批判だけでは戦えなくなる。
真に理想を現実化させる高度な政治手腕が問われるようになる。
俺は感じた。
彼ら野党党首は、その現実的な政治手腕のガチンコ勝負を恐れていると。
この難解な時代に、コロナ禍が重なり、神でもない限り、絶対的な答えは出せるはずもないのだ。
安倍政権を評価はしないが、沈みゆく日本経済を立て直した事実は認めるべきだろう。
そして一強が去って喜ぶ者は、この後にやって来るであろう激動の時代の到来をわかっていないのではないか?
一強により守られた平穏な日常があった事を、懐かしむほどの激流にさらされるだろう事を想像できないのであろうか?
俺の周りの話であるが、古典に精通している者は、政治的には真の保守を求めている。
場当たり的な目に見える変化だけを成果としか見れない者は、古典のような、歴史の審判を知らないのであろう。
曰く、本を読まぬ者。
あまりはしゃぐと卑しく見られるから、やめた方がいいぜ。
人の病気を笑い飛ばす神経は、日本人の道徳観にはない事も書いておかねばなるまい。
甦れ武士道‼️
今、日本の危機に一致団結出来ぬ者は、日本から退場願う。
その気運は嵐を呼び、
その志を持つ在野のサムライは武士道を誇りにし、狩りの準備を着々と進める事だろう。
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
吼流魅KURUMI