霧雨舞う木曜日。昨日同様肌寒い。
もうマイクロフリースを着る事がないと思っていたけれど、マイクロフリースの上にパタゴニアのR1フリースを重ねて着ている。
通気性もあり、暖かく、軽く、しかも丈夫!
アウトドアメーカーの服が好きだ。
機能性を限界まで突き詰め、そこにデザインがついてくる感じ。
例えば左胸ポケットの縦ジッパーの使いやすさ。
透かせば光が見えるほど、グリッドフリースの薄い目地部分なれど、それが快適な着心地の肝なのだ。
この季節、晩酌して薄着のままのうたた寝は、風邪っぴきへの一直線!
皆さん、風邪などひかぬよう。
昨夜は【黒嵐】スタジオ。
が、その前に、BSで見た時代劇の話を。
一昨日、『新・座頭市』
昨日、『御家人残九郎』
とただでさえ面白い時代劇が、これは!という秀逸な回だったのだ。
『新・座頭市』
石原裕次郎が友情出演。
裕次郎の色気っていうのは凄いね!
画面からもコロンの香りが漂ってくる。
物語が切なくてね。
妹を探して旅をする裕次郎。
たまたま居合わせた一杯めし屋で、命を狙われながらそれを簡単にあしらう市。
市と酒を酌み交わし、市に奥義を教えてもらう。
しかし、のち、裕次郎は女郎になった妹を発見し、引き受けるため、市がわらじを脱ぐ組と敵対する新興勢力の用心棒になり、市と戦う事になっちまうんだな。
と、ここまではよくあるドラマ。
組同士が戦って、市の加勢した組が勝ったんだけど、それで終わりではない。
裕次郎は市と一対一の決戦を挑む。
借金してようやく妹を救い出そうとするも、妹は再び女郎に戻ってしまう。
それを知ってか知らずか。
死に場所を求めているサムライを、市は斬る!
その対決の美しさ‼️‼️
泣きそうになるほど、切なく美しい。
これを男には見て欲しいんだよな。
特に幼稚園、小学校くらいの子どもたちには。
男らしく生きる、カッコつけるって、どんなに大変な事で、どんなに素敵な事か。
学校じゃ教えてくれないぜ。
それは武士道という哲学、日本人のソウルが脈打つ時代劇を見ないとわからなくなってしまうものかもしれないな。
俺が文部科学大臣だったら、全校生徒にこの新・座頭市のこの対決を見せるね。
優しさも強さも厳しさも、すべて入っているからね。
こんなに優れた作品。
こういうものこそ芸術なんだよな。
だけど市は言うだろうな。
「だんな、ふざけちゃいけませんや。あっしは一介のあんまでございやす」とね。
我が身を讃える権威さえ斬る潔さ。
これを男気と言わずなんと言おう。
身なりは粗末、金はない。
粗暴でガニ股。
だが、すこぶるカッコいい。
『兵隊やくざ』シリーズといい、
『座頭市』シリーズといい、
勝新太郎という人は健さんや文太同様、何人の【男】を作ってきたのか。
今、俺は、勝新太郎という俳優にヤラレちまっている。
いい歌が書けそうだ。
タイトルは【風来坊】かな。
『男塾』お題にして、色んな風来坊の歌を聞いてみたい。
吹けよ、俠の風!
呼べよ、俠の嵐!
心に日本刀‼️
甦れ武士道‼️
〓Japanese Hardcore & Soul〓
GUILLOTINE TERROR
黒嵐COCHRAN
吼流魅KURUMI